折本ができるまで

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折本とは

本の古い形は巻物(巻子本)から始まったが、これでは閲覧や保存などに不便なことから、長く継ぎ合わせた紙葉を、一定の幅で交互に折りたたんで考案されたのが折本である。
中国では、唐・宋時代に盛んに行われ、特に仏教書はほとんどこの形式の製本に一定した観があったので、この様式を経本仕立てとも言う。今日でも経典や絵巻物などの和本に行われている。

折本ができるまで

STEP 1 紙を継ぐ

STEP 1 紙を継ぐ

紙端に糊を付け、次の紙をのせながら巻子のように巻いていく。

STEP 2 端から2間折りをする

STEP 2 端から2間折りをする

2ページ分の幅の尺(ボール紙など)を当てながら折りを付ける。

STEP 3 さらに2間の間を折る

STEP 3 さらに2間の間を折る

折っていくと初めの折りの方が高くなるので、3~4枚ごとに向こう側を押さえながら折る。

STEP 4 折りあがり

STEP 4 折りあがり

天地を化粧断ちし、揃える。

STEP 5 当て木をして締めておく

STEP 5 当て木をして締めておく

折り目をきちっとさせるため、折り山を少々水で湿して
当て木をして締めておく。

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