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和漢装本の種類

 

和装本とは中国から朝鮮半島を経てわが国に伝来して定着した書物、またはその装丁の種類をいいます。また、とじ本とも言われ、中国・朝鮮・ベトナム・日本など東洋の諸国で伝統的に行われていた製本技術です。  巻子本・折本(経本)・本・旋風葉・列帖装・糊入れ画帳・四つ目綴じ・亀甲綴じ・麻の葉綴じ・康綴じ・唐本・大和綴・大福帳・判取帳などがあります。

 

かんすぼん(巻子本)

かんすぼん(巻子本)

 

図書の最も古い形態の一つ。書写あるいは印刷した紙を横長に継ぎ、末尾に巻軸をつけ、巻頭にも軸をつけてその中央部に紐をつけ、巻きおさめるときに紐で締めむすぶようにしたもの。当初は百万塔陀羅尼の巻子本のように、軸がなく、横長の紙を巻くだけのものであったらしいが、時代の変遷とともに造り方も贅沢となり、平安朝の末期(1167年)につくられた平安納経は、華麗荘厳の巻子本として有名である。

 

おりほん(折り本)

おりほん(折り本)

 

本の古い形は巻物(巻子本)から始まったが、これでは閲覧や保存などに不便なことから、長く継ぎ合わせた紙葉を、一定の幅で交互に折りたたんで考案されたのが折り本である。中国では、唐・宋時代に盛んに行われ、特に仏教書はほとんどこの形式の製本に一定した観があったので、この様式を経本仕立てともいう。今日でも経典や絵巻物などの和本に行われている。

 

よつめとじ(四つ目綴じ)

よつめとじ(四つ目綴じ)

 

本を綴じるときに四穴をあけて、これにとじ糸を通すのでこの名がある。単に「四つ目」ともいう。「明朝綴じ」も四つ目綴じと同じである。

 

やまととじ(大和綴じ)

やまととじ(大和綴じ)

 

表紙は唐本仕立のような切りつけの場合や普通の和本のように掛け表紙の場合もある。角布は仕立て方によってつけたり、つけなかったりする。つけるときは普通の和本より長め。綴じ方は4カ所を目打ちで穴をあけ、2本のばら糸を通して2ずつ結んで綴じる。平紐で結んだものを「平目大和」、結び目の左右に二つずつ穴を空け十文字に結んだものを「四つ目大和」という。いずれも外台(げだい)は表紙の中央 天寄りに貼る。アルバムや図録などの大型の本にも採用される。

 

こうきとじ(高貴綴じ)

こうきとじ(高貴綴じ)

 

和本の仕立て方の一種。美濃紙以上の大きな和本に用いられる。大きな和本は、背の角の部分がめくれやすいので、これを防止と装飾をかねて、四つ目とじの天地の角を二重に増してとじる様式。

 

きっこうとじ(亀甲綴じ)

きっこうとじ(亀甲綴じ)

 

和本のとじ方の一種。四つ目とじの各斜線の部分に2穴ずつ穴をあけ、これらをとじ合わせて亀甲形の状態を表わしたとじ方。

 

からほんじたて(唐本)

からほんじたて(唐本)

 

習字の手本に用いる。四つ目綴じの中の穴が狭くなっている。

 

あさのはとじ(麻葉綴じ)

あさのはとじ(麻葉綴じ)

 

和本のとじ方の一種。基本の四つ目綴じに麻の葉模様をデザインした。

 

こちょうとじ(胡蝶綴じ)

こちょうとじ(胡蝶綴じ)

 

和本の粘葉(でっちょう)とじの一種。紙の印刷面を内側に折った折丁を重ね、その折り目の外で残りの裏面に糊付けし、2枚ずつ開いて読めるようにした製本様式。開くと胡蝶が羽根を広げた様子に似ていて、華麗な名前がついた。図の胡蝶綴じの本は、さらに糸で綴じたもの。背に綴じ糸が見える。